きらきら。

私が恥ずかしくなって表情を固めていたら横からツンツンと頬をつつかれた。

「ふぇ?」

視線を横に、少し見上げると眉をハの字にして微笑む亜綺羅くん。

「この写真、僕も欲しいから…笑って?
家に飾る。」

ボッと頬が赤くなるのがわかる。
亜綺羅くんもつられたかのように頬を赤く染めた。

「あ、あはは…キザ、だったかな…」

視線を宙に泳がせて頬を掻く亜綺羅くん。
私もまた顔を真っ赤に染めた。

すると、カメラを通して見ていた花乃がニヤニヤしながら言った。

「付き合いたてのカップルじゃないんだから!
ほら、寄って寄ってぇ!」

手で早く早く!と急かす花乃。
私が顔を真っ赤にして俯いていたら右肩に手が乗せられた。


「さ、笑って?」

さっきの頬の火照りはどこにいったのか、爽やかに笑う亜綺羅くんがいた。

私もつられるように笑顔になった。


「はい、チーズ!」

 
 

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