きらきら。

「あ、私、服買いたいんだぁ!
良い?」

首を傾げる花乃。

「もっちろん!
私も買いたいし!
季節の変わり目は大人買いするのが楽しみなんだぁ。」

えへへと笑いながら飲みおわったシェイクのごみを捨てる。


「うわ、これだからモデルは…」

むっと口を尖らせる花乃。
でもすぐにニヤァっといやらしい笑みにかわった。
そして親指と人差し指でお金マークを作った。


「親父がさぁ、入学祝いってたぁんまり」

にやぁっ と笑う花乃。

「いやらしい顔ー!」

二人で仲良く笑いながら服屋が並ぶ階に向かう。


「どういう服が欲しいの?」

キョロキョロと服屋を眺めながら言うと花乃はまたにやっと笑った。

「今日はねぇ…勝負服!」

「しょ、勝負服…!?」

パシッと花乃に手を取られて入った店は…


「ら、Lovely Rose…!」

黒とピンクでまとめられたエロムード満載のお店、
【Lovely Rose】(ラブリーローズ)だった

逃げ出したい………!
 
 
 
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