きらきら。

「水野 光です。
えっと、光って呼んで下さい…?」

これで良いのか?と思いながら言ったら疑問文になった。

「光ちゃん可愛いねー!
男慣れしてない感じ?」

お、男慣れって…ちょっと押され気味でいたら

「光は純情なんだよ!」

と花乃が助けてくれた。
と、思ったら嵐くんがこっちを向いて私の手をとって

チュッ
と、私の手の甲にキスをした。

「へ?」
「キャー!」
「嵐!」

私、花乃、亜綺羅くんの声が被った。
嵐くんは私の手から唇を離して私を見上げた。

「…よろしくね、光ちゃん?」

パチッとウィンクしてきた嵐くん。
じわじわと顔が赤くなる

「よ、よ、よ、よろしくお願いします…」

あまりにも恥ずかしくて目線を下に移して吃りながらなんとかお礼を言った。

「「かーわいー!」」

嵐くんと…花乃まで!
真っ赤に火照った頬を隠すために両手で包みながら俯く。

もぅ、無理です…!

 
 
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