きらきら。

顔を真っ赤にしたまま俯いていたらポンっと頭に手が乗せられて顔を上げたら嵐くんの顔が近くにあった。

「ごめんな?
恥ずかしいよなぁ。
中身も聞かずに…悪い。」

しゅんと眉を垂らす嵐くん。

「いやっ、違うの!
持ってくれたのは嬉しかったよ!
嵐くんは悪くないの!
ただ、その、どうしても恥ずかしくて…」


申し訳なくなって同じように眉をハの字に曲げた。
そしたら嵐くんは明るく笑って

「奥の袋は持っても大丈夫?」
と聞いてきた

奥にある袋には…服。

「あ、えっと、お願いします…」

頭を下げたらはい、と笑って持ってくれた。

なんか、嵐くんって初めに思ってたより良い人だ。
優しいし、紳士だし、何よりきらきらだし…。


「あれ、お金は?」

「先に払っといた。
二人のパフェ分、亜綺羅とね。」

レジも通さず店を出ようとしたから聞いたら既に払ったとの事。
あ、あの居なくなった時か…!
嵐くんと話してるとき亜綺羅くんが居なくなってたし…

「ごめんなさい!
後で返す「いらない。
俺も貰ったから、な。」

ニカッと笑った嵐くん。
格好良い………
不覚にも(?)見惚れてしまった
 
 

< 57 / 127 >

この作品をシェア

pagetop