きらきら。
「これ、輝?」
「ひか…輝!?」
あの裏きらに入ったキス魔か…!
「あ、写真消して頼むの忘れてたんだ!」
思い出してからガーンとする。
嵐くんは写真をじっと見ていた。
「亜綺羅、これいつ?」
「入学式だよ、僕達のクラスで。
輝は違うクラスだけどね。」
ほら僕もいる、と写真の説明をする亜綺羅くん。
嵐くんも顔が真剣になっていた…知り合い?
疑問に思って二人を見ていると花乃がこっそり近付いてきた。
「ね、あの二人の様子かわったよね?
惠くんも黒崎輝と知り合いっぽかったし!」
「だね…。
どうしたんだろ?」
二人で首を傾げて見ていたらクルッと二人がこっちを向いた。
「ねぇ、光ちゃん。
輝にキスされて、どうだった?」
嵐くんがさっきの真面目な雰囲気の欠片もない、好奇心に満ちた目で聞いてきた。
突然の事で唖然としていたら
「嵐!光ちゃんは…」
という亜綺羅くんの声を遮って、また同じ事を聞いてきた。
「ねぇ、どうだった?」