きらきら。
直情真気
「むっかしからさぁ、亜綺羅が連れてくる女ってろくでもないの!
見る目なさ過ぎっていうか女相手に夢見すぎっていうか?
あ、光ちゃんも気を付けろよ?
優しかったら疑いもしないでホテルとか連れ込まれそうだし!」
「はぁ…」
…なんだか、化けの皮が剥がれた気がします。
嵐くんはあれから人が変わったように軽いお喋りさんになった。
花乃にも負けないマシンガントーク…
私達はファーストフード店にいて今度は男子と女子に別れて座った。
私の正面にいる嵐くんの喋りは一向に止まらない。
花乃は私の隣でただただポテトを口に運んでいた。
「…光ちゃん!」
「はいぃっ!?」
いきなりジュースを持っていた手を捕まれて驚いて嵐くんを見たら何故か真剣だった。
「えっと、どうかした…?」
首を傾げたら嵐くんは手を両手で握ってきた。
「さっきは、本当に悪かった!」