きらきら。

「え、え?」

混乱する私を余所に嵐くんは話し続ける。

「本っ当に悪かった!
手にチューとか、もう、慣れてないのに失礼な事ば〜っかり!」

「いやいや本当に大丈夫だよ!」

「でもでも、間接チューとかも嫌だったんじゃないの!?」

「嫌っていうか、恥ずかしかったんだよ!
その、慣れてないから!
でもね!?
嵐くんが優しい事はわかったよ!
ほら、亜綺羅くんの為でしょう?
友達思いで良いひ、とっ!?」

「「あ!」」

良い人、と言う途中に机ごしに抱き締められた。

「ちょ、嵐くん!?
それが良くないんだよ!」

ぐーっと肩を押すが嵐くんはぎゅうっと抱きついたまま離れない。
かかか、顔が熱いよ!


「嵐!」

亜綺羅くんが隣から嵐くんの首根っこを掴んで引くと嵐くんはパッと私を離した。

「光ちゃん…本当に良い子!」

 
 

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