きらきら。
混乱していたら花乃にペシッと頭を叩かれた。
「いたっ!?何!?」
「何じゃないよー!
ハーレムじゃん!羨ましー!」
「は、ハーレム??」
それって女の人がたくさんの…?
「花乃ちゃん違うー!
逆ハーレムっつーんだよ!」
ニッと笑った嵐くん。
二人がキャアキャアと騒ぐ中、亜綺羅くんは異様に静かだった。
「亜綺羅くん…?」
私が名前を呼ぶとハッとしたようにこっちを見てそしてぎこちない笑顔を向けてきた。
「どうかした?」
「…ううん、何でもないよ。」
ニコッと笑い返したけど眉はハの字だったと思う。
なんか、元気ない…かな?
気にしないようにしてジュースを飲んでいたら嵐くんが思い出したように「あっ!」と声を上げた。
「どうしたの?」
「輝の写真の事。」
嵐くんの言葉にバッと振り向いた亜綺羅くん。
どうしたんだろ…。