きらきら。
「って、聞いてる!?」
「聞いてるよ!
なんて良い名前…!」
両手を合わせてきらきらと瞳を光らせているとポコッと頭を叩かれた。
「名前じゃなくて、顔よ!」
「顔?」
頭をさすりながら、必死にプリントに食い付いてその二人の名前を探す花乃を見る。
「超イケメンなの!
モデルとか俳優にだって劣らないぐらい…
あ、黒崎くん五組!!」
この学校は一クラス約30人で五クラスある。
黒崎 輝くんかぁ…
ひかりとひかるって少し似てる。
なんてぼぉっ と考えていたら
「惠 亜綺羅を探しなさい!」
と腕を引っ張られた。
しぶしぶ一組から見ていくと…
「あ、三組だよ?
難しい漢字だね。」
私の次に書いてあった。
「うっ嘘!同じクラス!?
おっしゃあ!狙うぞぉ!」
花乃が燃えてる…とちょっと引き気味な私だった(笑)