天使の羽が降る夜に
舜
未紅が来てから5日が経つ。
見ていると本当に素直で明るい。
天使じゃなきゃ・・・惚れてるんだけどな・・・。
最近夢を見る。
大きなおじいさん天使が未紅と話をしている夢だ。
『沢田 舜を見張れ』
見張れ?まじですか?
俺はその夢をみた次の日にカマをかけてみる。
「おい、未紅。・・・なにしてる?見えてるぞ」
「え!?うそ!?」
うおっ!本当にいた。
あの夢正夢か・・・。
「大天使にばれたろ?」
「え!?」
「で、俺を見張れってところか?」
「あああああ!もう!!なんでそんな事分かるのよ」
夢で見たから・・・・なんて言えませんよね?
「カマかけてみたんだけど」
聞けば1日中見張ってるというし・・・信用されてねぇな。俺。
条件を出すことにした。
見えないのに見られてるのは嫌だから・・・いるんだったら姿を見せろ。
不安そうだったが何とかOKさせた。
・・・未紅は天使だけあって可愛いんだよな・・・。
・・・ハッ・・・俺とした事が・・・可愛いとか思うな。
相手は天使!
俺の命を持っていく天使・・・・・なんだよな。
未紅と話をしているとノックの音。
誰かと思ったら兄貴だった。
その後に純ちゃんまで・・・・相変わらず可愛いね。純ちゃん。
兄貴と純ちゃんをからかってると本当に楽しい。
それも、もうすぐできなくなるけど・・・・。
話題が変わって洸ちゃんが婚約者でもめるとは・・・。
さと君・・・弁護受けたくない・・・かも。
だってわけ分からない人だったんだよ?絶対弁護しても訳の分からんことを並べて負けるような気がする・・・・。
でも、1回でいいからさと君の弁護聞きたかったかも。