天使の羽が降る夜に
「・・・待ってたの・・・ずっと・・・」
「未那?」
「翔太が・・・やり直そうって言ってくれるの・・・ずっと・・待って・・・た」
未那さんが泣きながら言うと翔太さんは未那さんを抱きしめて
「・・・ごめんな・・俺、ばかだからさ・・・」
って。
「本当だよ・・・・」
未那さんは泣き声だったけど、嬉しそうだった。
「・・・未那、今日帰るの?」
「ううん、明日」
「じゃあ、今日一緒にいたい」
「・・・え?・・やり直すのは翔太が2級受かってからでしょ?」
「うん、そのつもりだったけど・・・・・やめた」
「は!?」
「もう我慢できない・・ムリ」
「ちょ、ちょっと・・・私と付き合っても受かる自信はあるわけ?」
「当たり前!!今までより全然頑張っちゃうもんね・・・」
「・・・ばか・・」
2人で顔を見合わせて笑った後、軽くキスを交わした。
「ふ~ん」
「そこまで見たからいいかな?って思って帰ってきちゃったぁ・・・幸せそうだったなぁ・・・良かったね、舜」
「おう」
舜は相変わらずシュークリームをほおばっている。
「・・・ねぇ、何個食べるつもり・・・?」
「え?・・・今3個目・・・」
「食べすぎ・・・」
「・・・止まんね・・・」
3個食べると「寝る」と言って眠ってしまった。
本当にシュークリーム好きなんだね・・・。
あの後2人で
「どこに行く?」
とか言ってたな・・・いいな・・・私も舜とデートしたい・・・。
でも・・・ムリだしなぁ。
ちょっと調べてみようかな。
もしかしたら出来る方法があるかもしれないし~。
舜とデート。
ふふっ・・・ふふふっ・・・・ふひひひひひ。
・・・妄想しすぎて壊れたようです・・・。