天使の羽が降る夜に
ああ‥‥。
この笑顔・・・舜・・・この笑顔なんだな・・・。
お前に向けられていたものにはまだ適わないけど、優しい笑顔だよ。
「未紅」
俺は未紅に手を差し伸べる。
未紅は俺の手をとる。
「行こう」
俺の言葉にギュッと手を握り締めて
「行きましょう」
笑顔で俺たちは空へ飛ぶ。
未来へ向かって。
舜・・ありがとう。
未紅を必ず幸せにするから。
約束するよ・・・。
2人を祝福するかのように、ピアスがキラキラと優しく光っていた。
--完--