また逢える日まで
…あいつ何しに来たんだろう。
気になる。
・・・気になっちゃだめっ!!!


「りなちゃん!トイレ長いよ〜。遅いから迎えに来ちゃった。」


げっ…。恭平くんだ。
別に心配してもらわなくていいけど。


「…すみません。」


「ううん。全然いいよ。
ってか今から一緒に抜けない?」


は?なに言ってんの?
やだよ。


「あゆちゃん心配するから。」


「大丈夫だってば!」


そう言って私の腕を強く掴んできた。
…やだ。
・・・や..だ。
体が震える。
ずっと心の奥に隠れていた恐怖が蘇ってくる。


「いやだっ!!は離して!!」

…恐いよ。助けて誰か。


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