妹A ~5人兄弟+1~
「スバ…ル?」



指の先を辿るとスバルがいた。



しかも女の子と一緒。



「アイツ、女と一緒か。朝っぱらからやるなぁ。…でも、何で彼女は私服なんだ?」



2人はちょっとの間、その光景を見ていた。



「あの子…」



空は目を離さず驚いた表情のままゆっくり口を開く。



「昨日、優にぃと話してた子だよ…」



低く静かに言った。



「えっ?」



駿は驚いて空を見た。



「嘘だろ?」



「間違い…ないよ」



空の目は彼女に釘付けになっていた。

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