妹A ~5人兄弟+1~

駿は向日葵畑の方へ歩いて行く2人の姿を目で追った。



スローモーションで目に入って来る、スバルの少し後ろで手を引かれて歩いて行く女の子。



長い髪が風に踊る感じは、その髪が柔らかい事を伝えている。




「あの子が…」



複雑な想いが駿の胸の中に渦巻く。



「なるほどね。こういう事だったのか…」



空は1人で勝手に納得していた。




駿は…しばらく車を出す事が出来なかった。

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