マジック・エンジェルほたる
「そう。そうなのよ」セーラはうなづいた。
「ーでも…伝説の戦士が本当に探し出せるかは疑問ね。もう何千年も前の話だし…」
「ノー・プロブレムよ!」
蛍はなんと、英語で自慢気にいった。
「ノー・プロブレム?…心配ないわって意味ね。なんでそう思うの?なにか策でもあるの? 蛍はニコニコと大笑いして「わかんない。ただいってみただけですっ!」
「………あ、あのねぇ」セーラは呆れた。「でも、魔物たちを倒せば何でもひとつだけ願いが叶うのよ」「本当?! ラッキー! でも嘘っしょ?」
しばらく、パッション・ピンク色の乙女チックな蛍の部屋に静寂が流れた。かなりの沈黙。セーラは、蛍のきらきらと輝く大きな大きな瞳をじっとみつめた。そしてハッとした。この娘には…やっぱり、何かのパワーがあるように感じられるわ。
もしかしたら…この蛍ちゃんって…でも…まさかね?
「あ。あのさぁ」
ナイーヴ(無邪気)な蛍にとって、黙っている、もしくはジッとしている…ということは「あまり好き」じゃない。この少女にとっては黙ってひとの話に耳を傾けるとかは不可能に近い。
「あのさぁ。…月刊少女ジャンプでも読む?」
蛍は無邪気にほんわりと笑って、セーラにマンガ本を勧めた。英語で書けば、ホタル・リィコーミィンデッド・ザ・コミック・トゥ・セーラ…かしら?それはいいにしても、この青沢蛍のメンタリティは低すぎる。
セーラはニガ笑いして、
「いいわよ…マンガなんて」と断った。
「でも、けっこうオモシロイのよ!主人公とかが可愛くてさぁ。それになかなか笑えんのよ。それにさぁ」
「あなた、お年はいくつかしら?」
セーラは説教くさくいった。
「え?…さっきいったじゃん。十六才!キャピキャピのコギャルで…ボーイフレンド募集中!ケビン・コスナーみたいな!!」
「そんなことまできいてないでしょ!!」
「ーでも…伝説の戦士が本当に探し出せるかは疑問ね。もう何千年も前の話だし…」
「ノー・プロブレムよ!」
蛍はなんと、英語で自慢気にいった。
「ノー・プロブレム?…心配ないわって意味ね。なんでそう思うの?なにか策でもあるの? 蛍はニコニコと大笑いして「わかんない。ただいってみただけですっ!」
「………あ、あのねぇ」セーラは呆れた。「でも、魔物たちを倒せば何でもひとつだけ願いが叶うのよ」「本当?! ラッキー! でも嘘っしょ?」
しばらく、パッション・ピンク色の乙女チックな蛍の部屋に静寂が流れた。かなりの沈黙。セーラは、蛍のきらきらと輝く大きな大きな瞳をじっとみつめた。そしてハッとした。この娘には…やっぱり、何かのパワーがあるように感じられるわ。
もしかしたら…この蛍ちゃんって…でも…まさかね?
「あ。あのさぁ」
ナイーヴ(無邪気)な蛍にとって、黙っている、もしくはジッとしている…ということは「あまり好き」じゃない。この少女にとっては黙ってひとの話に耳を傾けるとかは不可能に近い。
「あのさぁ。…月刊少女ジャンプでも読む?」
蛍は無邪気にほんわりと笑って、セーラにマンガ本を勧めた。英語で書けば、ホタル・リィコーミィンデッド・ザ・コミック・トゥ・セーラ…かしら?それはいいにしても、この青沢蛍のメンタリティは低すぎる。
セーラはニガ笑いして、
「いいわよ…マンガなんて」と断った。
「でも、けっこうオモシロイのよ!主人公とかが可愛くてさぁ。それになかなか笑えんのよ。それにさぁ」
「あなた、お年はいくつかしら?」
セーラは説教くさくいった。
「え?…さっきいったじゃん。十六才!キャピキャピのコギャルで…ボーイフレンド募集中!ケビン・コスナーみたいな!!」
「そんなことまできいてないでしょ!!」