トリゴニコス・ミソス

エオス

エオス【Eos】

曙の女神。

ローマ神話のアウロラと同一視されることが多いです。

というか、同じなんでしょうね。

太陽ヘリオスと月セレネの姉妹に当たります。

エオスに関しては、本文に出てくること以外あまりよく知らなかったりします(^-^;)

つまりは、ティトノスというトロイの美しい王子様をさらって行き、ゼウスに頼んで不死にしてもらんです。

だけど、エオスはこのとき一つのミスをします。

そうです。

それは、ティトノスを不老にしてもらうことを忘れてしまったのです。

ちょっとこれは悲惨です。

死にはしないけど、どんどんどんどん老いていきます。

エオスはそんなティトノスをすっかり遠ざけてしまうのですが、一度は愛した男。

とでも言うのでしょうか、面倒はしっかりと見るのです。

しかし、すっかり老いさらばえたティトノスはついには干からびて小さくなってしまいます。

体を動かすことができなくなったティトノスでも話すことはできるので、えんえんしゃべり続けるのです。

ついには、エオスも耐え切れなくなってそんなティトノスを蝉に変えてしまったのです。

晩年はとってもかわいそうなティトノスでした。

ということで、本文ではこのエピソードを一つの軸として使っています。
< 156 / 162 >

この作品をシェア

pagetop