私とキミの恋音。
「ちょっと待ってよ!
私この状況理解できないんですけど。
なぜ、ここに島根星がいるの!?」
「心奈ちゃん少し落ち着こう(汗)」
「いいえ、おちつけません!!」
「心奈の新しい兄妹よ。」
お母さんはニッコリ笑ってる。
「聞いてないし!!
それ以前にこの人クラスメイト!!」
「えっそうなの?星くんと?」
島根(星)は苦笑いしながら頷いた。
「偶然だな~。」
私と島根(星)以外は笑っている。
「ねぇ、どこにビデオカメラついてんの?」
私はキョロキョロ見渡す。
みんなは唖然。
「ドッキリでしょ?」
「現実です。」
敏也さんに言われて肩をおとす。
「まじ…?」
「心奈、ごめんね?
言ったら拒否されるんじゃないかと思って言えなかったの…。」
お母さんは落ち込みながら私に謝る。
これがお母さんの幸せだってことでしょ?
「大声出してごめんなさい。」
二度目の謝罪。
「お世話になります。」
敏也さんとお母さんの顔がいっきに明るくなった。