私とキミの恋音。


「てめぇ都合良い奴だな…俺は手伝わねーかんな。」


頑固な人だなぁ~。(お前が言うな。)


「わかったよー。」


私はぶつくさ良いながら荷物を整理し始めた。


「お前さ、みんなに言えるわけ?」


「なにが?」


「俺たち兄妹になったってこと。」


「聞かれたらね。
星はいえるの?」


私は星を見た。


「さぁな。
あっ、けど陸哉には言ったぞ。」


「陸哉くんって秋乃の彼氏?」


星はうんと頷く。


「星はいつから知ってたの?」


「結構前だ。」


あの時…


ドアの所で
=こんな奴と一緒になるなんて=
って言ったのはこの事だったんだ。


私はあえて突っ込まなかった。


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