私とキミの恋音。


「おなかすいたぁ。」


起きて第一声がこれ。


机に向かって勉強してる星は呆れながらため息。


「星、ファーストフードいこっ!」


「何で俺がお前と一緒に行かなきゃいけねんだよ。」


「はやく用意してね~。」


「人の話を聞けっ!
行くなんて一言もいってねーぞ。」


私は布団に潜ったままケータイをいじっているとお兄ちゃんが入ってきた。


「心奈、起きなさーい!」

そう言ってお兄ちゃんは私に乗っかってくる。


「お兄ちゃん…重い…。」 


これ一応日課です。


「じゃあ、起きる?」


「多分。」


「多分じゃねーよっ!」


私の頭に軽くチョップしてくる。


「おきるってば~。」


私はムックリ起き上がる。


「よしよし。」


お兄ちゃんはきっ兄としての役目を果たしたからなのか満足そうな顔をして私の寝癖頭をクシャクシャと撫でる。


「髪の毛ぼさぼさになっちゃうよ。」


私が言うと


「もうぼさぼさだろ。
あっ今日天気良いし家族で海でも泳いでバーベキューすっかだとよ。」


「まじで!?
やったぁ♪」


私が喜んでいると


「俺はパス。」


なんじゃこの空気読めないアホわ。


「なんで?」


「面倒だし。
やることあるし。」


「やることって?」


「勉強だ。」


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