私とキミの恋音。



「星くん…。」


泣きそうな顔の桜井さん。


この空気やだ。


「私たち親が再婚したから兄妹になったの。」


みんなはビックリした顔をした。


「それだけだから。」


私は星を連れて店をでた。


「言ってよかったのか?」


「言うしかないじゃん。」


「そっか。」


星はそれ以上何も言わなかった。

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