奏で方 (仮)


「知沙会いたかった!!」  


何故か私は大人の雰囲気を出した女性に抱きしめられた。   

その後ろの方では知仔が苦笑していた    

勿論今ある状況についていけない私はただ呆然と立ち尽くしている。

一体、何が起こったの…起こってるの!!?


「桜さん、離してやってー知沙が困ってるから…」


と苦笑しながら知仔が言うと


大人の雰囲気を醸し出した女性は

えーって渋りながらも私を離した。


頭の中にはてなが浮かんでる。

それも3つぐらい…


「この様子だと、桜さんのこと覚えてないようね。」

「知沙に忘れられるとかショックなんですけどー」


といじけて私の方をちらちらみてくる。 


「まぁ、知沙聞いて、この方はね…私たちの従妹よ!!」

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従妹!!!!?




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