冬がとける日
そんな母に、また寝起きアタックのミッションをかける。


「お母さん、あのさ自由研究の課題で名前の由来を書きたいんだけど、教えてくれる?」



シエスタ中の母はむくりと起き上がり、
怒り出すのか?
と、思いきや、
優しく私の頭をなで、
「もう少し大きくなったら話してやる。」

とだけ言い、
また夢の中に帰っていった。

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