冬がとける日
ト
「へ?どこ行くって?」
正樹は、すっとんきょうな声を挙げた。
すっとんきょうって言う表現が合っているかどうかは分からないけど。
「だーかーら、あんたのボロッちい軽に乗って、
ドイツ製のオープンカーを殴りに行くのよ。」
もう決めた。
六股を知ったとき、
俊之さんのひきつった顔を見たとき、
呆れる気持ちが強くて、
怒りは弱かったけど、
こんなとこで立ち止まったって良いことなんかない。
さぁ早く、殴り飛ばすんだ。
未だよく状況を掴めてない正樹を引っ張り、
私たちは正樹のボロボロカーに向かった。
待ってろよ、俊之!!
その時、ケータイの着信音がアホみたいな歌を唄った。
そして、
私たちが、俊之さんを殴りに行くことはなくなった。
正樹は、すっとんきょうな声を挙げた。
すっとんきょうって言う表現が合っているかどうかは分からないけど。
「だーかーら、あんたのボロッちい軽に乗って、
ドイツ製のオープンカーを殴りに行くのよ。」
もう決めた。
六股を知ったとき、
俊之さんのひきつった顔を見たとき、
呆れる気持ちが強くて、
怒りは弱かったけど、
こんなとこで立ち止まったって良いことなんかない。
さぁ早く、殴り飛ばすんだ。
未だよく状況を掴めてない正樹を引っ張り、
私たちは正樹のボロボロカーに向かった。
待ってろよ、俊之!!
その時、ケータイの着信音がアホみたいな歌を唄った。
そして、
私たちが、俊之さんを殴りに行くことはなくなった。