冬がとける日
「いったいどうしたの?近くまで来たって。」


早苗が井坂に問いかけている。

早苗と井坂は楽しそうに会話をしているが、

和美は井坂の隣りの
男の子から目が離せなかった。


「え?なんで?
ゆ、雄一くん?」


和美はあんぐりと口を開けている。


「や、やぁ。」


雄一が照れ臭そうに挨拶をした。
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