冬がとける日
「えー。しばらく入院なんて聞いてないわ。
ゆき、あんた厄介払いしようとしてるでしょ?」
母はむくれた。
そんな母の目が近いうちに光を失うとは到底思えない。
荷物を取りに帰るとだけ言い、正樹とともに病院を後にした。
ゆき、あんた厄介払いしようとしてるでしょ?」
母はむくれた。
そんな母の目が近いうちに光を失うとは到底思えない。
荷物を取りに帰るとだけ言い、正樹とともに病院を後にした。