冬がとける日
早苗との電話を切り、

和美はため息をつく。



井坂はどこで知ったのだろう。

雄一が言ったのだろうか。


それはともかく、私から直接伝えなくてはならない。


はっきりふったわけではなく、
答えを宙ぶらりんにしているのだから。



意を決して、井坂の家に電話をした。
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