冬がとける日
「正樹、今どこ?暇なら、大学まで来て。てか、暇じゃなくても来て。一大事なの。」
と、用件だけを伝え正樹の返事を待たず、電話をぶつ切りした。
5分後、正樹が血相変えて飛んできた。
「な、なんだよ、どうし…たんだよ…」
駐車場から走ってきたのだろう。
肩で息をしている。
「まさか、お母さんに何かあったのか?」
正樹の目は真剣そのもの。
私は正樹をひっぱって、
同窓会室に急いだ。
「いいから着いてきて。」
と、用件だけを伝え正樹の返事を待たず、電話をぶつ切りした。
5分後、正樹が血相変えて飛んできた。
「な、なんだよ、どうし…たんだよ…」
駐車場から走ってきたのだろう。
肩で息をしている。
「まさか、お母さんに何かあったのか?」
正樹の目は真剣そのもの。
私は正樹をひっぱって、
同窓会室に急いだ。
「いいから着いてきて。」