Call Your Name
少し驚いたように顔を歪めながら、立宮君はまたあたしの髪で遊び始める。
だから……
首っ!
なんか、ゾクゾクする。
心臓が大きな音を出して、すぐ近くの立宮君には聞こえているのだろうか?
しびれる……
立宮君が触れたところだけ、ビリビリとしびれるよ。
「少しだけ、ね。染めたの」
恥ずかしくて、下を向いてしまったけど……
「似合ってるよ」
「あ…ありがと」
本当は嬉しくて、
飛び跳ねて喜びたいんだ。