Call Your Name





ナデシコが、やっと落ち着いて自宅に帰ったのと入れ代わりに、ツバキが寮に戻ってきた。



「おかえり」

「あぁ……」



大きなため息を1つ、はいてからツバキはあたしに向き直ってきた。

「なんかな。今以上にモテてて、断るのも面倒だったみたいだ。本気に好きなのは、真面目にナデシコだけだって……」



「じゃあ……」



「明日、ちゃんと話し合いさせよう。」



ツバキは、口下手なあたしの言いたいことを理解してくれる。
だから、立宮先生とも上手くいくんだね。




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