Call Your Name
朝、あたし達はナデシコに追い付けるよう、早めに寮を出た
ほとんど直線の道の向こうに、金髪でロングな女子を見つけた。ナデシコだ
「走るか。」
「待ってよ、ツバキは運動部だから平気かもしれないけど、あたしは違うんだからね!」
「ちぇー、体力つけろよ、スイレン」
口をとがらせつつ、前方に見えるナデシコを眺めていたツバキが、いきなりこちらを振り向いた。
「ちょ!あれ、ヤバくね?!」