Call Your Name



立宮先生はにっこり笑ったけど、照れ屋なツバキは真っ赤になって否定してた。



そのままの体勢を保ったまま、立宮先生はあたしを見て言った。



「やっぱり…髪、染めてるでしょ?」

「あ……」

「他の先生に見つかるとうるさいからね…今のうちになおしちゃいなさい」

「はい……」



立宮先生は、またにっこり笑った。

癒される笑顔だなぁ、人懐っこい感じ。





「……いー加減離せ……!」

いつまでもおとなしく抱かれてるツバキではないのでした……




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