大切なもの
俺は俺にしゃべりかけた女の方を向いて、
「ん、ごめ、
ボケっとしてた。」
と言った。
すると、
そいつは笑って、
「もー!
怜央のばか!!」
っていったんだ。
まぁ、確かに、
俺はばかだけど、
なんか、
腹が立ったんだ。
俺、
自己中だよな。
「うるさい。」
俺はそういって、
そいつの口に手を当てた。
すると、
俺の周りにいた女子達が、
「「「「きゃ、きゃああああっっ!!!!」」」」
と、おおきな声を出したんだ。