大切なもの
花梨って、
なんでこんなに照れ屋さんなんだろう。
俺がちょっと触るとすぐに顔真っ赤に染めて。
てか、
おしかしたら触られるの嫌なのかもしれない…
「あ、ごめん。」
そう考えたら、
なんだか怖くなって、
ぱっと手をひっこめた。
その拍子に、俺の手に添えてあった花梨の手にぱしっと俺の手が当たって、
花梨は小さく声を漏らした。
痛かった…かな?
でも花梨は黙って俺の目を見つめている。
少しだけ涙を浮かべた、
ウルウルの瞳で見つめられたら、
俺の心臓はバックバク!!!!!
「花梨…」
俺は無意識に花梨に顔を近づけた。
止まらねぇよ……もう。。
あぁ前にもあったな。
こんなこと。
駄目だ。
あの時より好きになってる。
気持ちが大きければ大きいほど、
止まるわけないよな。。。