大切なもの
「怜央くん!!!

あーん。」


第二回目。

よし。


恥ずかしさを捨てろ。

俺!!!!!!!!

花梨のためだろ??

大丈夫。

なんでもできる。


「あ、あーん…??」


できたぞ。オイ。


俺がそうやって口をあけると、

花梨は嬉しそうな、

びっくりしたような顔で俺を見つめてきた。


一回、

口を閉じて笑うと、


花梨は嬉しそうに、微笑んでくれた。



なんか、それだけで、

お腹一杯かも…笑


ご、ごちになりやしたぁ~。



「はぃっ、あーん♪」


「あー」


俺の口の中に、

花梨の作ったたこさんウインナー。






< 76 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop