大切なもの
「あー。友哉じゃん。
またあんた達ぎりぎりの時間に登校してきたわね。
どうせなら遅刻しちゃえばよかったのに。」
うわ…最低だよ。こいつ。
そんな毒を吐いたのが、
永沢 真紀(ながさわ まき)
多分こいつは、友哉のことが好きだ。
いやぁ。。確証はないんだけどな?
男の勘ってやつだ。うん。
「えぇ…真紀ヒドイし。
俺は、いつも怜央に付き合って遅くなってんの。」
……そんなこと言うなら先に行けばいいじゃねぇかよ。
実際俺は友哉って目ざましがないと起きれないんだけどな笑
友哉のせいで遅刻してるってのもあるんだけどな。
「怜央??
私の可愛い友哉に迷惑かけないでよね。」
はぁ……こいつ、ばればれだっつの。
鬱陶しいなぁ。