大切なもの
相変わらず、二人はラブラブ。
あぁ、もちろん、俺たちも。
「あの…今日、学校終わってから何かある??」
花梨が俺達みんなを見て言った。
「なーい♪」
「ないよぉ★」
「ない。」
あ、一番下が俺。
てか、3人の声が重なった。
ハモったって言うのが一番いいのかな。
聞こえもいいし。
でも、みんなを集めて何する気なんだろ。
「そっかぁ。じゃぁ、今日みんなで私の家来ない??」
…そういえば、花梨の家行ったことない。
みんなで遊ぶ時とか、外か友哉の家だもんな。
いきなりどうしたんだろう。
別に、俺は構わないけど。。
花梨の表情は、何とも言えなかった。
苦いって感じじゃないし、
泣きそうってわけでもない。
でも、それに近い感情っぽかった。
曖昧な、感じかな。