【短】籠の中の小鳥
「・・私を監禁するつもり?」
そう言った彼女の声はさっきと比べて威勢がない。
「うん、そのつもり。」
僕はニッコリ笑った。
監禁、それが一番いい方法でしょ?
君のことを誰よりも傍で見られるし、好きな時に会えるしね。
「・・・狂ってる・・。」
彼女が小さく呟いた言葉。
狂ってる?
あはは、そんなの前から知ってるよ。
そうでなくちゃ、こんなことしない。
・・それにさ、この方がおもしろいでしょ?