恐い‥けど好き..



――――――‥‥‥‥






「誰も居なくなると静かなんだね‥」






寂しい言葉が部屋に響いた。


正巳達が帰ってから、

とても部屋が広く感じる


アタシはこんなにも

弱かったんだっけ‥

弱い‥‥‥当たり前か

アタシは、自分から闘わずに

逃げ出してきたのだから‥








―――――――‥‥



忘れられない‥‥‥

あの出来事は、

まぎれもない‥‥

真実だから。



乗り越えなきゃ‥

過去から抜け出さないと

きっとアタシは

もう‥‥‥―――。















.
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