笑顔
「純ちゃんごめんなさい。
病気の事言えんくて…傷つけたよな…」

『俺そんなに頼りないかな?』

「違う!
彼女を亡くす思いをさせたくなかったから…」

私が考えていた事を全部打ち明けた。

純ちゃんは深く溜め息をついて話し始めた。

『俺は知らん間にかおりがおらんなる方が辛いわ…
ずっと会いたかった…』

そう言って純ちゃんは私を抱き締めてくれた。

久しぶりに抱き締められた純ちゃんの体は少し痩せていた。

「純ちゃん痩せた?」

『ちょっとな(笑)ハートブレイクでやつれた(笑)』

ずっと会いたかった純ちゃんの

私の大好きな純ちゃんの笑顔を見た。

私はまた泣いた。

トシくんありがとう。

あなたは私の勇者だよ。

あなたのおかげで最愛の人に再会できたよ。

ありがとう。
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