笑顔
「えっ!?」

私はわけが分からずポカーンとしていた。

『やっと俺を見てくれた…
やっと声きけた…』

純ちゃんはそう言って泣いた。

純ちゃんはわざと私にあんな言い方したらしい。

そうでもしないと振り向かないと思ったみたい。

『俺かてそこから出してやりたいよ…でも、かおりが気持ちシッカリ持って菌と戦ってくれな出してやられへんやん…
俺かてつらいんや…』

「うん…ごめん…
純ちゃんありがと。」

私はまた純ちゃんに助けられた。
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