きまぐれ注意報☆!
『じゃあ早くね?』
「ふぁ〜い…」
プチッ
大きな欠伸を一つし、猫のようにあたしは伸びをした。
さて
屋上の出入口に歩み寄り
ノブを回そうとしたあたしの耳に、何か話声が聞こえてきた。
……気がしたような
ガチャ―…
扉を開け、歩き出した瞬間…あたしは何かにつまずき視界はぐらついた―…
「…えっ、にゃー!!!」
「キャア!!」
ドターン
なっ…何かに引っ掛かった
「いった〜い…ちょっとあんた!」
わっどうしよう!
あたし、ひ…人を。
「ご…ごめんなさ。」
つまずいた方へと振り返る…
「あー大丈夫?…二人とも」
え?
よく見ると振り返った先には二人の人がいた。
「……び…美人。」