きまぐれ注意報☆!
ずっとあたしの事を子猫と呼ぶこの人に、何故かあたしは嫌だった。
身長180くらいあろうかという男をあたしは下から見つめる。
で…でかい。
一瞬驚いた顔をしていたけど、その後はずっとにこにこしっぱなしだ。
「あたし…三宅芙由ですぅ。
子猫じゃないもん…。」
あたしは子猫だなんて、そんな可愛いものじゃない
「ん〜じゃあ、ミケって呼んでいい?」
あたしの髪の毛先を弄びながらそういった。
「俺は裕也でいいから。」
「裕也…君。」
子猫には抵抗があったのに
不思議と"ミケ"っていう響きは気に入った。
「じゃあ俺風呂入るから、
飯後で用意してくれるミケ?」
「はい。」