きまぐれ注意報☆!


「………。」


「…クッ…クスクス。」

会話を聞き付けた響さんはあたしの横にくると笑い出した。


…ブタ



「……裕也兄、これが動物に見えるだけすごいと思うよ?」


咲夜君はカウンター越しにほくそ笑みながら覗いていた


動物に見えるだけすごい…?


「…そんなにあたし絵心ないのかな。」



今日という日がくるまであたしは自分がなかなか絵が上手いものと思っていた。


「…ふゆちゃん、コレ猫でしょ?」

「えっ…はいっそうです!…猫です。」


あたしの両肩に手を優しく置いた響さんはふわりとそう言った。




「…うっわ!そうやって〜
響兄株価上げちゃってさ!。」


ぷくっと頬を膨らました咲夜君。


ひとつひとつの仕草がいちいち可愛いらしい気がするのは気のせいかなあ?




あたしより女の子みたい。
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