素直になれなくてごめんね
そのとき、飛んできたサッカーボールが顔に当たった。
男子が教室でボール投げをしていたのだ。すかさず、クラスのボス的な女子が当てた男子に文句を言った。

女子生徒「ちょっと貴博！！美咲ちゃんに何するの！誤りなさい！！」

ボールを当てた犯人は追分貴博と言う名前らしい。

貴博「やだよー！どんくさいのが悪いんだって！！」

といって走って逃げた。

それが、私と貴博の出会いだった。

帰りの会になって先生は
「美咲さんと家が近い人は一緒に帰ってあげてください！近い人は・・・追分君だね！じゃあよろしくね！」
先生はそういって、私たちは一緒に帰ることになった。

貴博の後を無言で付いて行き貴博は振り返ってこういった。

貴博「君さぁ！元からしゃべんないの？？おとなしそうには見えないけど！特技は？？どこに住んでるの？？」

と質問してきたから１つ１つ答えていった。
あっという間に家について、家で貴博のことや学校のことを家族に話した。
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表紙・目次

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