ずっと君の側で





少し気になって、そーっと扉に近付くと隙間から覗いてみた。




…?!




廊下の窓ガラスが見事に破片となって廊下に飛び散っている。




それと静まる事を知らない男子生徒の声に、先生は怒りながらも生徒を止めようと必死になっていた。




やばいよね?かなり…




一見不良っぽくは見えない生徒だけど、言う事だけは不良を超えている…かも。




とにかく関わってはいけないような気がして、ここで身を潜めた。




あんな生徒こんな学校にもいるんだ……




ここの学校はランクが以外と高くて、知り合いでも結構な人たちが落ちていったらしい。




あたしは頑張って勉強して入学出来たんだけど…あんな荒れてる生徒も入れちゃうんだ。




よっぽどあの人が頭良いのかな?…そんな風にはまるで見えない。




しばらく覗いていると、生徒は少し静まってその頃には職員室で待機していた先生達が駆け寄ってきた。




< 3 / 72 >

この作品をシェア

pagetop