ずっと君の側で





次の日、あたしは保健室に行くのを避けた。




だけど体育の時間にふらっと気分が悪くなって倒れてしまって…




結局美穂が付き添いで保健室に行く事に。




どうせ今の時間はまだ授業中だし…いないよね。




扉を開ければソファには悠里くんの姿がなかった。




その代わりに久しぶりに見る先生の姿。




「どうしたの?夏川さんっ」




「桃、急に倒れたので連れてきました」




美穂はそう言って色々と説明してくれる。




先生はウンウンと頷きながら冷静に聞いてくれて、とりあえずあたしはベットで休む事になった。




別に平気なのに…ぐらぐら視界が揺れて気分が悪い。




「昨日の睡眠時間は?」




「…ないです」




< 39 / 72 >

この作品をシェア

pagetop