ずっと君の側で
次の日、あたしは保健室に行くのを避けた。
だけど体育の時間にふらっと気分が悪くなって倒れてしまって…
結局美穂が付き添いで保健室に行く事に。
どうせ今の時間はまだ授業中だし…いないよね。
扉を開ければソファには悠里くんの姿がなかった。
その代わりに久しぶりに見る先生の姿。
「どうしたの?夏川さんっ」
「桃、急に倒れたので連れてきました」
美穂はそう言って色々と説明してくれる。
先生はウンウンと頷きながら冷静に聞いてくれて、とりあえずあたしはベットで休む事になった。
別に平気なのに…ぐらぐら視界が揺れて気分が悪い。
「昨日の睡眠時間は?」
「…ないです」