ずっと君の側で
すごく優しい人だとすぐに分かった。
だから悠里くんが戸惑うのも無理はないと思う…
明るくて、よく笑顔を作って、優しくて、素直な友紀さん。
スタイルもいいし、顔立ちもきれい。
茶髪の長い髪がすごく似合っていた。
「悠里と知り合いでしょ?よく悠里が桃ちゃんの事話すの…私ね、悠里の幼なじみでこの前告っちゃって」
エヘッと笑った友紀さんは、照れ隠しだろう。
幼なじみだったから悠里くんは呼び捨てだったんだ…
「悠里くんは友紀さんの事気に入ってるはずです…上手くいくといいですね」
あたしは精一杯の作り笑顔で応援した。
友紀さんは良い人。もし悠里くんと付き合ってもきっと悔いは残らないと思った。
友紀さんは微笑んで、ありがとう。と言ってくれた。
もう1週間程経つのに、まだ悠里くんは友紀さんに返事を返してなかったんだ…
付き合ってると思っちゃった。