ずっと君の側で
友紀さんにも勘違いされたくないし、これからはなるべく保健室に行かないでおこう。
気づけばあたしは悠里くんの事忘れるはず。
そうしよう…諦めも肝心って事でしょう?
あたしは保健室へ行くのを完全に避けるようになった。
行けばまた気持ちが傾いちゃう…
「大丈夫なの?桃っ」
「うん、ありがとう、美穂」
美穂に全て話すと何も言ってこなかった。
きっと結果が見えてるから…だと思う。
「もう保健室には行かないの?」
「うん…ケガする以外、行かないかな…」
もし友紀さんと上手くいけば、治療は友紀さんにやってもらえばいい。
あたしの立場なんてどこにもない…。