君に捧げる愛
俺らはさっき抱いてたなんてまるでなかったかのように、普通に手を繋いでその場から出て行った。でも、美紀はずっと下を向いて顔を真っ赤にしていた。

ちょっとやりすぎたかな…?ごめんな。

俺らは野原に着く間は一言も喋らなかった。
どっちもきまずいまま…。そりゃそうか。俺があんな人が多い所で抱きつくなんて…。誰だって恥ずかしいもんな…。
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